VBEを使いやすくするオススメの初期設定

ExcelでVBAのプログラミングをするとき、Visual Basic Editorというウインドウにコードを入力するということを前回書きました。このVBEというアプリケーションにもオプション設定がいくつかあり、この設定によって使いやすさが変わってきます。

VBEのメニューバー「ツール」ー「オプション」から開きます。

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自動構文チェック

コードを入力中に、明らかにエラーがあった場合に、即座にダイアログが表示されて教えてくれる機能で、それ自体は便利なのかも知れませんが、エラーがあると文字列が赤くなるので、ダイアログが出なくても十分わかるので不要です。オススメはオフです。
例えば if と入力し、続きを何も入れずに、他の行を編集しようとすると、すぐにコンパイルエラーって怒られます。

変数の宣言を強制する

モジュールの冒頭に Option Explicit と入れると、変数宣言強制になるのですが、オンにしておくと、Option Explicit が自動で入力された状態になります。オススメはオンです。
これをオンにすると、Dim や Const で宣言していない変数・定数を使おうとすると、その時点でエラーを出してくれます。じゃあエラーが出ない方がいいじゃないか、という考えもあり、オフをオススメしているサイトもあるようです。しかしながら、変数宣言しないと、正しくないコードによってエラーが発生すると、暴走して止まらない、あるいはエラーが出ても何が原因かわからない、という状態になります。
例として、以下のような変数宣言しない場合を考えます。

3行目から10行目のループで、Counterという変数が10になったら抜けるのですが、10行目をスペルミスし Counte としてしまった場合、エラーが出ずに Counter が無限にカウントされてしまいます。
また、よく見ないとスペルミスが原因ということに気付かないかも知れません。

しかしながら、以下のように変数宣言した場合、

実行すると、14行目の宣言されていない Counte という変数に対してエラーを出してくれます。

自動メンバー表示

オブジェクト(あるいはオブジェクト変数)に続けてピリオドを入力すると、プロパティやメソッドのドロップダウンリストを表示してくれます。
便利なので、デフォルトのオンのままでいいでしょう。

自動クイックヒント

関数やプロシージャに続いてカッコを入力すると、引数の説明、データ型、省略可否などを薄黄色のポップアップで教えてくれます。
これも便利なので、オンのままで。

自動データヒント

デバッグ時に、コード上の変数にカーソルを重ねると、その変数の内容をポップアップで教えてくれます。
エラーが出た時点で、何がどのような状態になっているかわかり、デバッグの役に立つので、オンのままで、あえて変更は不要です。

テキストエディターでのドラッグアンドドロップ

現在のコード内の要素を [ コード ] ウィンドウから [ イミディエイト ] または [ ウォッチ ] ウィンドウにドラッグ アンド ドロップできます。
これもオンのままで。

自動インデント

コードの最初の行にタブを挿入すると、後続のすべての行がそのタブの位置から開始されます。タブも4文字がベスト、変更は不要です。

モジュール全体を連続表示

新しいモジュールでの [ コード ] ウィンドウにおけるプロシージャの表示方法の既定の状態を設定します。すべてのプロシージャを単一のスクロール可能なリストとして表示するか、または一度に 1 つのプロシージャのみを表示できます。(現在開かれているモジュールの表示方法は変更されません。)
お好みでよいと思いますが、プロシージャあたりの行数が長くなりがちなモジュールでは、連続表示しなければ、ドロップダウンリストですぐに切り替えられると思います。

プロシージャの区分線

[ コード ] ウィンドウで各プロシージャの末尾に区切りバーを表示するかどうかを指定できます。
邪魔になるものでもないので、オンのままでよいでしょう。他の言語ではないものなので、好みで。

エディタの設定

コードの表示色

画面の背景や文字の色を変更できます。ただ、16色しか使えないのと、左側のプロジェクトエクスプローラーやプロパティウインドウの色は変わらないので、あまりいい設定はできないと思いますが、お好みで。僕はデフォルトのままです。

フォント

フォント・サイズをお好みのものに変えることができます。オススメは以前こちらで書きましたので参考にして下さい。

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